放射線科(部門)

業務とスタッフの紹介

スタッフ

放射線科医1名、診療放射線技師11名、看護師2名、受付・助手2名のスタッフで業務を行っています。

業務内容

放射線科はより高度化する画像診断へのニーズに応えるべく、スタッフ一丸となって画像検査、画像診断を行っています。

主な検査機器・システム

  • フィルムレスPACS(医用画像管理システム)
  • 検査レポートシステム
  • 128列256スライスCT、MRI、RI、デジタルマンモグラフィー
  • デジタルレントゲンシステム(CR)、デジタル透視撮影装置
  • デジタル血管造影撮影装置

放射線検査とは

放射線の人体への透過性や吸収性を利用し、肉眼では見えない人体の内部の情報を画像化することにより、体の異常を発見し、診断や治療に役立てるものです。
より良い画像情報を得るために、造影検査を行う場合もあります。
(造影剤という医薬品を経口摂取または、静脈注射をしてX線撮影を行う。)
造影検査には主に以下のような検査があります。

  • 胃腸透視撮影
  • 泌尿器系撮影
  • 造影CT
  • 連続血管撮影(手術室)
  • 肝胆道系透視撮影
  • 整形外科(関節腔)撮影
  • 造影MRI

造影検査を受けられる患者様は、検査の問診票を必ず読んで検査に備えてください。

  • ※食事制限などがある場合があります。

立位(座位)用画像読取装置

主に立位(立った状態)でレントゲン撮影をする時に使用する装置です。撮影画像の高画質はもちろん、非常に高速処理が可能な最新鋭機です。主に胸部や腹部の検査に使用します。
患者様を出来るだけお待たせない、迅速な検査を可能にしています。

臥位用画像読取装置

主に臥位(横になった状態)でレントゲン撮影をする時に使用する装置です。寝台の中に撮影装置が組み込まれており、非常に広範囲な部位の撮影が可能です。頭部から足の先まで、様々な部位の検査に使用します。
その汎用性は、自由な動きが困難な患者様や救急患者様の検査の際に大きな威力を発揮し、患者様の検査をより楽にします。

デジタル透視撮影装置

健康診断の際に行う胃の透視(バリウム撮影)など、透視撮影検査に使用します。透視画像をデジタル撮影することにより、画像処理が可能になり微細な病変の検出に役立ちます。

院内フィルムレス化について

平成16年3月に当院では、電子カルテシステム・オーダーリングシステムの運用を開始し、それに伴い放射線診療部門でも、装置のデジタル化が達成されました。デジタル化された医用画像によりPACS(医用画像管理システム:Picture Archiving and Communications System)による、院内ネットワークを構築することができ、各診療外来や病棟では、医用画像用高性能・高精細モニターを使用し、診断や診察が可能となりました。(院内のフィルムレス化)
また、当院のPACSは放射線検査画像だけでなく、内視鏡検査や超音波検査の画像など、病院内で発生するほぼ全てをカバーしております。

PACSを導入したメリット

  1. 患者様の放射線科での待ち時間が短縮されました。
    フィルムレス化のため、検査終了から従来のフィルムを受け取るまでの時間がかからなくなりました。フィルムを持たず、診療外来や次の検査部門へ行っていただくようになりました。
  2. 検査費用の負担が軽減されました
    フィルム代の必要がありません。
  3. 画像診断精度の向上
    医師が診断を行う際、画像の拡大表示や画像の濃淡を、病状や症例にあわせて最適に変化させることが可能になりました。
  4. 画像診断の効率化
    フィルム保管場所に行かなくても、院内各部署に配置している電子カルテ端末から必要な画像を見る事が出来ます。また、フィルム袋に保管されている膨大なフィルムの中から必要な過去画像を探すような無駄もなくなりました。
    「必要な画像にどこにいても素早くアクセスできる」、医師の画像診断の効率は飛躍的に向上しました。
  5. 情報の共有化が達成できました
    他の科で行った検査画像も容易に利用する事が可能となり、情報の共有化が達成されました。これは、不要な検査の防止にも役立ちます。

部門の取り組み・Topics

今後当サイトにて以下のよう内容の情報提供を予定しております。ご期待ください!

  • マンモグラフィーについて
  • マルチスライスCTについて