産婦人科

診療日程

午前吉良河西遠藤手術河西女性ヘルス
ケア外来
河西
午後吉良産後健診手術河西河西

スタッフ紹介

医師

河西・遠藤・吉良(非常勤)

助産師

薬剤師

香西(妊婦・授乳婦専門薬剤師)
妊娠とお薬に関しての相談を担当しています。

妊婦・授乳婦専門薬剤師について

当センターでは次のような相談を受けています。

  • 妊娠初期に飲んだ薬や飲んでいる薬の影響が心配
  • 子供が欲しいけど、今飲んでいる薬があるからその影響が心配
  • お薬を飲んでいるけど、授乳してもかまわないのかな…

相談方法

相談を受けたい方は直接、当院産婦人科外来までご連絡ください。
病院代表:087-841-9141に電話して産婦人科外来に繋いでもらってください。
当院産婦人科外来にて説明とカウンセリングを行います。

担当

人王・授乳婦専門薬剤師

内容

カウンセリングの際に用いる薬の情報は一般的にインターネットで閲覧出来る情報は用いていません。
正確な情報を提供するために、国内外の疫学調査や症例報告・ガイドラインなどの内容から、使用薬剤が胎児や乳児にどのような影響を及ぼす可能性があるのかを評価していきます。
そして、その情報をもとに説明とカウンセリングを行うことになります。

費用

  • 説明とカウンセリング費用は無料です
  • 初診料や通常の診察に関わる料金はかかります

センターより

2018年に開設して以降、年間120例以上の方の相談に対応しています。
インターネット等の情報で不安になっている方や、ずっと気になっている方等、妊娠・授乳に関する不安がある方は一度お気軽にご連絡ください。

 

妊娠と授乳のお薬相談センター

妊娠と授乳のお薬相談センターでは次のような相談を受けています。

  • 妊娠初期に飲んだ薬や飲んでいる薬の影響が心配
  • 子どもがほしいけど、今飲んでいる薬があるからその影響が心配
  • お薬を飲んでいるけど、授乳してもかまわないのかな

まずは産婦人科外来までご連絡ください。(代表:087-841-9141
※代表電話におかけになった後、産婦人科外来まで繋いでもらってください
※相談は無料です(初診代はかかります)

相談の流れ

  1. 産婦人科受付で「薬の相談に来ました」と伝えてください。
  2. 産婦人科医師の問診、必要があれば診察があります。
  3. 薬剤師に紹介となり、薬の名前、服用時期、服用期間等をお伺いします。
  4. 薬剤の情報を調べるため通常1週間ほどお時間をいただいております。
    次回予約を取ってお帰りください。
  5. 予約で来られた際は、診察券での受付後、産婦人科受付までお越しください。
    カウンセリング後はお支払いはありませんのでそのままお帰りください。

お薬相談のカウンセリング

月〜金 13時〜15時(お一人30分ほど)、予約制
※料金は無料です

受付

十川

医師紹介

河西 邦浩(男性)(医学博士):病院長補佐

卒業年平成2年
専門領域女性ヘルスケア
骨盤臓器脱(子宮脱など)
産婦人科疾患全般
専門医日本産科婦人科学会専門医及び指導医
母性保護法指定医
がん治療認定医
女性ヘルスケア専門医及び指導医
卒後研修指導医
日本女性心身医学会認定医
日本スポーツ協会 スポーツドクター
健康スポーツドクター
日本思春期学会思春期学研究認定医
女性ヘルスケアアドバイザー
香川県立保健医療大学非常勤講師
所属学会日本産科婦人科学会
日本骨盤底医学学会
日本骨盤臓器脱手術学会
日本産婦人科内視鏡学会
日本女性医学学会
日本女性心身医学学会
日本癌学会
日本癌治療学会
女性スポーツ医学研究会

遠藤 理砂(女性):医長

卒業年平成25年
専門領域
専門医日本産婦人科学会専門医

吉良 正道(男性):非常勤医

卒業年昭和49年
専門領域産婦人科疾患全般
専門医日本産科婦人科学会認定医
母性保護法指定医

診療内容

特色・症例数・治療

女性アスリートと月経

あなたはどちらかにあてはまりますか?

月経量が多い、長く続く。月経痛がある。月経の前や月経中に頭痛や吐き気、イライラなど体調が悪い

コンディション不良
月経量、痛みに関わる不良は練習を休んだり、月経中だけ練習メニューを変える、月経と試合が重なって出場できないなどにつながります。

パフォーマンス低下
試合当日に十分な成果が出せないということがあります。

月経が来ない(15歳以上)、月経が止まっている(3ヶ月以上)

疲労骨折
月経が正常に来ないのはエストロゲン(卵巣ホルモン)が不足していると考えられます。エストロゲンは骨の形成・維持に関わっており、中・高・大学生の時期が最も骨の成長に関わっている大切な時期になります。月経が来ない・来なくなった場合は疲労骨折を引き起こすだけでなく、将来的には骨粗鬆症につながることが考えられます。

受診等の相談
産婦人科087-841-9141
電話後、産婦人科に繋いでもらってください
時間帯月〜金 8:30 – 17:00
担当産婦人科医師健康スポーツ医
担当女性薬剤師公認スポーツファーマシスト
産婦人科ではこんなことをします
問診月経の状態、量、痛みなどを確認させていただきます
血液検査貧血やホルモンの状態を確認することがあります
内診について内診を希望しない場合やできない場合はお腹からエコーをさせていただきます
治療鎮痛薬・漢方薬・低用量ピルなど
無月経が続くと骨量が低下して疲労骨折のリスクを高める可能性があります

過度な食事制限や過剰な運動により「エネルギー不足」となり、低栄養・低体重・ストレス等をひきおこします。
低栄養・低体重は骨粗鬆症を引き起こし疲労骨折の原因となります。
エネルギー不足により無月経になるとエストロゲンの低下を引き起こします。
エストロゲンは骨形成や骨量の維持をしてくれているので、エストロゲン低下により疲労骨折だけでなく、十分な骨量の獲得ができず障害にわたって骨粗鬆症のリスクとなります。

無月経が及ぼす悪影響

骨量は10代、特に18歳頃までに最大骨量を獲得します。骨形成にはエストロゲンが必要です。無月経が続くとエストロゲンが低下し骨量が増えず障害にわたり低い骨量のまま経過します。
骨量が低いと閉経後に骨折にリスクも高まります。

月経困難症(月経痛)・月経前症候群

月経困難症(月経痛)は我慢できない腹痛や腰痛、頭痛、吐き気、下痢などの症状が見られます。
腹痛や頭痛、頭痛には早めの鎮痛剤で症状が和らぐ場合があります。
月経前症候群は月経10日前から体重の増加、むくみ、イライラ、気分の落ち込み等がみられます。
月経痛や月経前症候群により体調不良で十分に力が発揮できない場合は、LEP(低用量ピル)を使用して月経痛や月経前症候群の症状を抑えたり、月経の時期をずらして試合と重ならないようにすることができます。
LEPはドーピング禁止物質ではありません。

産科

オーソドックスな妊娠、分娩の診療をしています。年間の分娩件数は約300件。分娩は自然分娩が原則ですが、 母児の安全を考え帝王切開を勧める場合もあります。 未熟児は小児科専門医が管理しています。先天性の難聴を調べる新生児聴覚検査(自動ABR)を導入しています。その他、詳しくは下記の産科のご案内をご参照ください。

婦人科

年間の手術件数は約160件。低侵襲の腹腔鏡手術をはじめ、開腹手術では手術創の美容に形成処置を行っています 骨盤臓器脱(子宮脱など)、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの良性疾患手術、 子宮癌、卵巣癌など悪性疾患の手術、化学療法を行っています。

女性ヘルスケア

月経痛、月経不順、更年期障害、骨粗鬆症、脂質代謝異常などの疾患には血液検査、骨密度測定などの検査を行い、 必要に応じてホルモン補充療法、漢方治療、骨粗鬆症治療などを行っています。 女性アスリートのヘルスケア 子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌の健診を随時行っています。

医療設備

腹腔鏡、子宮鏡、骨密度検査、産婦人科専用超音波機器など

骨盤臓器脱とは

子宮、膀胱、直腸、膣など骨盤臓器が徐々に下がってきて膣口から脱出する状態を骨盤臓器脱と呼びます。出産や加齢などにより、骨盤底の筋肉がゆるみ支持組織が損傷されることが原因と考えられています。脱出の程度は軽症から完全脱まで様々です。

どんな人がなりやすいですか?

経膣分娩の経験や加齢に加え、慢性的な咳や便秘を繰り返す人、重いものを持つ作業が多い人、肥満の人など。80歳になるまでに約1割の人に症状が現れるとの報告もあります。

症状

膣の中に物が挟まった様な違和感。膣からピンポン玉のようなものを触れる。尿や便が出しにくい。脱出部位がすれて出血する。完全に臓器が脱出して歩行しづらいなど。

治療

薬で治療することはできません。原則は手術です。手術以外では、軽度な場合には骨盤体操で軽減する場合があります。また、器具(リングペッサリーやサポート下着)により症状が改善する場合もありますが、根本的な治療ではありません。 術式として膣式子宮摘出術及び膣会陰形成術(子宮を摘出し、膣壁を一部切除し、膣を支えている組織を補強する方法)、膣閉鎖術(合併症のある高齢者に行うことが多い)、緩んだ支持組織の代わりに人工繊維を用いて補強する経膣メッシュ手術(TVM手術)などがあります。いずれも膣式で行うので傷は目立ちません。2日以内には歩行は可能です。 全身麻酔下(麻酔医が行います)、入院期間は10日程度です。

最後に

骨盤臓器脱は基本的には命にかかわる疾患ではありません。したがって患者さんが、その状態で不自由していなければ治療する必要はありません。しかし上記のような不快な症状で生活の質が低下している場合には、何らかの治療を考慮されるといいでしょう。

「産科医療補償制度」の登録について

大切な子どもを守るために

お産の現場では、赤ちゃんが健康で元気に生まれてくるために、医師や助産師などがたいへんな努力をしていますが、それでも予期せぬ出来事が起こってしまうことがあります。
そこで、万が一分娩に関連して生まれた赤ちゃんが重度の脳性麻痺になった場合、その赤ちゃんやご家族を出産後も引き続きサポートしていくために「産科医療補償制度」が厚生労働省主導のもと創設されました。当院は、妊産婦の皆様が安心して産科医療を受けられるように、この制度に加入しています。

「登録証」記入のお願い

妊産婦の皆様に、この制度の「登録証」を交付しますので、必要事項の記載をお願いします。なお、この制度に関する金銭的な負担は生じません。
また交付された「登録証」は、母子健康手帳にはさみこむなどして大切に保管してください。